出版社内容情報
資本主義が経済恐慌の元凶なのか?「規制緩和」と「自由市場」によって経済は悪化の一途をたどっている――マスコミはそう報道している。「政府による規制を強化しないと不況は悪化する一方だ」とも述べている。しかし、非難されるべきは規制緩和でも自由市場でもない。著者トーマス・ウッズは、米国の住宅価格と株価の下落の本当の理由、そして今回の経済大恐慌が発生した真因を明らかにする。それはウォールストリートの金融界の責任ではない。ワシントンにいる政治エリートたちの責任なのである。
内容説明
アメリカ発の金融恐慌はまだ終わらないこれからが本番だ。連邦準備制度の大罪を暴く全米ベストセラー。
目次
第1章 重要なのに無視され続けた問題
第2章 連邦政府はいかにして住宅バブルを生み出したか
第3章 ウォール街への大規模救済策
第4章 政府が原因となるバブル景気とその崩壊のサイクル
第5章 大恐慌についての神話
第6章 通貨という正体不明の生き物について
第7章 今なすべきことは何か?
著者等紹介
ウッズ,トーマス[ウッズ,トーマス][Woods,Jr.,Thomas E.]
1972年、米国生まれ。ルードビッヒ・フォン・ミーゼス研究所(アラバマ州オーバーン市)上級研究員。ハーバード大学卒業後、コロンビア大学大学院を修了し、博士号を取得。著書『宗教と市場―自由経済をカトリックの立場から擁護する』は2006年度テンプルトン・エンタープライズ賞を獲得した。著書は多数あるが、『政治的に正しくないアメリカ史ガイド』はベストセラーとなった。『メルトダウン』も2009年3月に刊行されるやニューヨーク・タイムズ紙を始めとする各種のベストセラーランキング入りし、イタリア語、スペイン語、ポーランド語、ドイツ語、ポルトガル語、クロアチア語、韓国語、中国語に翻訳されている
副島隆彦[ソエジマタカヒコ]
1953年、福岡市生まれ。早稲田大学法学部卒業。外資系銀行員、予備校講師、常葉学園大学教授などを歴任。副島国家戦略研究所(SNSI)を主宰し、日本人初の「民間人国家戦略家」として、執筆・講演活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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